ここではないどこかから。
お金もスキルも道具も何も持たず、記憶すらない彼らの物語。
背景がとても暖かく優しく、水彩画のように描かれているこの世界。
気がつけばグリムガルと呼ばれる世界で目覚めた彼らは生きていくためにパーティを組み義勇兵の見習いとして生活する。
よくある異世界ものは、不運な死に方をし神様から特別な力を得てファンタジー世界に移り住む。特別な力はいわゆるチートで何不自由なく無双する。
そんな異世界ものとは違い、彼らは何も持たず、記憶もなく、明日の食べることすら不安な日々。戦闘したこともなく、簡単に狩れると思っていたゴブリン1匹ですら倒すことが出来ない。
なぜゴブリンを簡単に狩れると思ったのか、ポケットに何故スマホがないと思ったのか、記憶のない彼らによくある、なにか。
彼らはギルドへ入り、師匠を得て、スキルを身につけ、少しづつ冒険者としてこの世界で歩き始める。
たまにはチートな力がない転生者の異世界ファンタジー、見ませんか?
